2015.11.06 Friday
ヴィクトリアンなお屋敷と衣装と暮らしがわかる本
村上リコさんと石井理恵子さんの最強タッグで刊行された「ヴィクトリア時代の衣装と暮らし」御恵贈いただきました。
ありがとうございます!
んもう!すっばらしい!本です。
ヴィクトリア朝まんが描く人は全員買うべし(〃▽〃)
村上リコさんがご自身のブログに書いていらっしゃるとおり、
必ずしも時代考証を厳密に再現した衣装ではなかったりもしますが、
銅板画の固いファッション画では伝わりにくい衣装の立体感がつかめますし、
なにより写真が明るくて細部まではっきり見える(ここすごく重要!)
そして女優さんや俳優さんだとキレイにかっこよく決まりすぎる庶民の着こなしが自然で楽しい。
ぽっちゃりさんやデバラさんがヴィクトリアン衣装を着たらこんなに素敵〜というのもよくわかります。
個人的にもディケンズフェスティバルは未体験なのですごく嬉しい本です!
英国の時代村ともいえる Open air museumは、英国の各地にありまして、
私が行った事あるのは、ウィンチェスターの、
WEALD & DOWNLAND open air museum と、
Black country Living museumです。
前者は農場が充実。後者は街ですが、当時の炭鉱の様子などもみられます。
ここも御本と合わせておすすめしておきます。
そして、2冊目。
「図説イングランドのお屋敷」カントリー・ハウス
「イングランドのお屋敷」トレヴァー・ヨーク著/村上リコさん翻訳。
この本1冊で、英国のカントリーハウスの外観と内部構造の基礎知識が、ぜーんぶ身に付きます!
わかりやすくて絶賛おすすめです!
例えばキッチンのオーブン。どの部分でお湯をわかし、どこで肉を焼くのか、時代ごとに違う形のオーブンの、それぞれの使い方も一目瞭然。
ものすごくお得でものすごくお役立ちの御本ですよ〜(*´∇`*) !
今、日本語で読めるお屋敷解説本の中で、いちばん親切で、いちばん内容が濃い、ご本だと思います!
この御本がどれほど素晴らしいかというと、20年前は実際にお屋敷巡りをして集めなければならなかった情報が、アマゾンポチ、しかも日本語!そして一冊に纏まっている!という事ですよ。
その裏には村上リコさんのたゆまぬご苦労があるわけです。ただ文字を翻訳しただけではないのです。みんな買おう!